MENU

[砥石レビュー]中砥石「ナニワ剛研(新)#1000」を使ってみた感想。他の砥石との商品比較

包丁の切れ味を保つために欠かせない砥石。

今回は、ナニワ研磨工業さんの「ナニワ剛研(新)」シリーズの中砥石1000番を買ったのでを試してみました。その使い心地を他の砥石と比べてレビューしていきたいと思います。

レビューする人
  • 「刃の黒幕シリーズ」
  • 「キング砥石(松永トイシ)」
  • 「ナニワ剛研シリーズ」

を主に使っています。個人的におすすめなのは「キング砥石」、「ナニワ剛研」です。

中砥石、仕上げ砥石とそれぞれの工程にあった砥石を模索してます。

目次

買うまでの経緯

買う以前は、1000番の中砥石として「キング砥石」を愛用していました。調理専門学校で包丁研ぎを学ぶ際に使っていたこともあり、使い慣れていたからです。ビトリファイド製法の砥石である「キング砥石」はちょうど良い研磨力を持ち、滑らかな研ぎ心地でとても使い勝手が良く、中砥石の1000番はキング砥石と決めていました。

ですが、同じ1000番の砥石でも製法や使われている素材によって研いだ結果や研ぎ終わるまでのスピードが変わります。今回はキング砥石とは違った製法の砥石を試したかった気持ちがあり、それとより研磨力が強い砥石が欲しかったので「ナニワ剛研(新)」シリーズの中砥石を買いました。

「ナニワ剛研(新)」シリーズについて

「ナニワ剛研(新)」は、マグネシア製法の砥石で作られた砥石です。

番手としては#400〜#10000まで揃っています。順に「#400、#600、#800、#1000、#2000、#3000、#5000、#10000」とあり、研ぎ心地が気に入ったらひとつのシリーズで荒砥〜仕上げ砥まで揃えることができます。(現時点で自分は#1000、#2000を使用しております。)

中砥石「ナニワ剛研(新)#1000」

「ナニワ剛研(新)」の#1000と#2000

出典:Amazon 


今まで使っていたキング砥石に比べると「キング砥石」はビトリファイド製法なので「ナニワ剛研(新)」の方がキング砥石より研磨力が強く、硬いです。

一般的に、マグネシア製法の砥石は、ビトリファイド製法よりも研磨力が強く硬い砥石と言われています。

実際に使ってみると、削る力が強いことがわかり、その違いが明確に感じられました。

使ってみた感想、評価

「ナニワ剛研(新)#1000」の使用感は良く、おすすめです。

マグネシア製法の砥石で研磨力が強く、ステンレスでも簡単に研げるので別の砥石への移行、仕上げ砥石に移ることがはやくなります。

中砥石「ナニワ剛研(新)#1000」

家庭用の硬めのステンレス包丁でもすぐに研ぎ終わります。

粒感も均一な感じでちゃんと1000番の刃がついている感じがしました。

中砥石「ナニワ剛研(新)#1000」
中砥石「ナニワ剛研(新)#1000」

研いだ際に出る泥(研泥)もよく出るのでいい感じです。(※実際は画像よりもっと出てます)

商品比較

マグネシア製法で研磨力が強いものとして他に「刃の黒幕シリーズ」があります。

出典:Amazon

「刃の黒幕」はよく削れて刃がつくのがはやいのですが粒感が不均一で大きい穴と小さい穴があります。そのため表記されている番手より少し粗く感じることもあり、傷も均一に入らない感じがあります。刃も表記されている番手よりも粗い仕上がりになっている感じがあります。

その点「ナニワ剛研(新)」は粒感が均一で表記されている番手と同じくらいの刃がついているように感じました。刃をつけて、よく切れるようにするだけなら刃の黒幕シリーズで十分ですが、表示された番手と同じくらいの仕上がりを求める場合は「ナニワ剛研(新)#1000」がおすすめです。ただし、同じ番手でも「ナニワ剛研(新)」の方が価格が高めとなっています。

趣味の話になりますが、「切れるだけでなく、切れ味にもこだわりたい」という場合はやはり仕上げ砥石まで研ぐ際には包丁に適切な番手の刃がついているかが気になるため、この点で「ナニワ剛研(新)」がいいと感じました。

また「キング砥石」と比べると、水に浸けなくても濡らせばすぐに使えるので、ビトリファイド製法の砥石を使っていた人からすると楽に感じられます。

まとめ

「ナニワ剛研(新)」を実際に使ってみた感想はとても良かったです。研磨力が高く、表示された番手と同等の刃がついている印象があります。使い勝手も素晴らしく感じました。

他の砥石よりも価格がやや高めですが、その価値を感じることができました。今後もこの砥石を普段使いとして愛用していくつもりです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次